営業から事業開発・新規事業に関わる仕事に転職は出来る?必要な経験やスキルは?

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この記事は、事業開発・新規事業に特化したメディア「Bizdev Career」を運営する株式会社ファンオブライフのキャリアコンサルタント・キャリアデザイナーが、Bizdev・事業開発・新規事業に関わるキャリアに関する架空の質問に回答しているものです。この記事では営業から事業開発・新規事業に転職する場合に必要な経験やスキルをまとめています。

※架空の質問ではありますが、実際によく頂く相談内容を元にしています。

「今まで営業経験を重ねてきましたが、新規事業や事業開発に携わるポジションに転職することは可能でしょうか」

新卒から今まで法人営業を6年程度経験しております。

仕事自体は面白く、業績自体もある程度は出せていました。ただ同世代で活躍するビジネスパーソンに比べると、自分でビジネスを作り出す力、経験が足りないように感じています。

今から、新規事業や事業開発、事業立ち上げに関わる仕事に転職したいと考えています。営業経験のみで、そういったポジションに転職することは可能でしょうか。またその場合、どういったポジションになるでしょうか。

「転職は可能。法人営業経験/実績を持つ30歳前後の人材は、事業開発ポジションの採用ターゲットになり得る。」

営業職から新規事業・事業開発ポジションへのキャリアチェンジのご相談ですね。

結論から述べると、新規事業・事業開発ポジションへの転職は可能です。

同職種ではなく異職種への転職となるため、選考ハードルは上がりますが、6年の法人営業経験と実績をお持ちであれば、大いに可能性はあると考えます。

事業開発ポジションの採用では、即戦力として事業立ち上げや新規事業経験者を求める場合が多くありますが、ポテンシャルを含めて30歳前後の法人営業経験者も採用ターゲットとなり得ます。

相談者様は新卒から6年間の法人営業経験をお持ちとの事ですので28~30歳あたりかと思いますが、ポテンシャルを加味した求人であれば、大いにチャンスがあると言えるでしょう。

しかし、ポテンシャルを加味した求人には相談者様と同じような営業経験者の応募も多くなり、選考倍率が高くなる事が予想されます。企業側が何を求め、具体的にどのようなポジションがあるのかを理解して臨む事で、選考通過率の向上が期待できます。

事業開発で最も求められる経験は「課題発見・解決経験」

では、法人営業経験者が事業開発ポジションの選考でアピールすべき点は何なのでしょうか。

それを知るためには、事業開発に求められる経験・要素を理解することが必要です。

事業開発では、事業をただ運営していくだけではなく、事業の抜本的な改善を行ったり新たな事業を創り出すことが求められます。

その際に必要となるスキルが「課題発見・解決力」です。

事業や市場に内在する問題点や課題を見つけ解決することが事業創出・事業成長に繋がるため、業界を問わず事業開発では求められるスキルと言えるでしょう。

営業職も顧客や商材の違いはあれ「商材を通じて顧客の課題解決を行う」という点で、「課題発見・解決力」を培える職種です。ご自身の業務の棚卸を行い、顧客の課題に対してアプローチした経験やエピソード、またそれがどのように数値実績に繋がったのかをまとめておくと、選考時のアピール材料となるでしょう。

営業経験が事業開発で求められる場合、どのようなパターンがあるのか

営業経験が事業開発で求められる場合、どのようなパターンがあるのでしょうか。

事業開発といっても、その事業内容やフェーズによって求められるものは異なりますが、営業経験が求められるものとして大きく下記のようなパターンが考えられます。

  • 新規事業の推進者として顧客開拓を主導して欲しい
  • 事業の営業部門を統括し、戦略立案やマネジメントを任せたい
  • 営業現場からのフィードバックを巻き取り、サービスや事業の改善企画に生かしてほしい

営業経験を持っている方には、事業開発において上記のような期待を持たれることが多いでしょう。では、具体的にはどのようなポジションがあるのでしょうか。

営業経験者がチャレンジできる事業開発ポジションとは

上記を踏まえ、具体的には次のようなポジションが考えられます。

1.新規事業立ち上げ期の営業・マーケティング

新規事業・サービスの立ち上げ期は、顧客開拓も大きなミッションの一つとなります。

顧客の反応や勝ち筋が見えない環境下でも、顧客開拓を推し進めていく高い営業力はこのようなポジションでは非常に求められます。また、営業だけではなくマーケティングやアライアンス業務など、新規事業を広めるために必要な業務に幅広く携わる機会も有ります。

2.新規事業における営業戦略の企画立案・マネジメント

新規事業を推し進めるにあたって営業力も必要ですが、どのターゲット層にどのようにアプローチをしていくのか、営業戦略の企画立案も重要度の高い業務です。

営業経験の中でも、ターゲット選定や営業手法を自身で考えながら推進していた経験や、少人数であってもチームを持ちチーム全体の営業成績を追っていた経験などがあれば、アピールできる経験となるでしょう。

3.サービス企画・事業企画

営業職は顧客の声を最前線で受け止める職種でもあります。その声を受け止めて、サービスや事業の企画改善に繋げていくポジションです。必要に応じてエンジニアやマーケティング職などとも折衝を重ね、より良いサービスの企画開発を行います。営業経験の中でも、複数のステークホルダーが関わる案件を主導してきた経験などがあれば、アピールできる経験となるでしょう。

選考時に面接官が見極めたいのは「再現性があるか否か」

事業開発の選考を進める中で特に注意すべき点・準備すべきポイントは何でしょうか。

営業経験者の面接の場合、定量面の実績は必ず問われるでしょう。その実績以上に問われるのが「なぜその実績を出すことができたのか」という点です。

実績を出すためには様々な要因が絡んでいます。個人でコントロールできない部分(景況や市場環境・顧客業績等)もあれば、個人の努力でコントロール可能な部分(顧客との関係構築力、提案力、業務スピード等)もあるでしょう。

面接官は「なぜその実績を出すことができたのか」について掘り下げる事で、

・業務に戦略性を持って主体的に行動しているか

・市場環境や顧客・商材が変わっても、高いパフォーマンスを維持できるか

を見極めようとしてきます。

上記を通じて再現性が高いと判断されれば、入社後も高いパフォーマンスを発揮できるだろう人材という評価に繋がり、選考通過の可能性も高まります。

定量面の実績を整理することはもちろん、その実績を出した根拠・継続して成果を出せた理由を整理し、自身の言葉で伝えられるよう準備しておくことが肝要です。

回答のまとめ

営業経験を生かした事業開発への転職について書いてきましたが、いかがでしたでしょうか。

事業開発では不確定要素が大きく大変な事も多い分、営業職以上にチャレンジの幅が増え、ビジネスを創り上げる力や変化に柔軟に対応する力を培う事ができます。ビジネスパーソンのキャリアとしても有益な選択になり得ます。

現在は企業も新規事業への投資を積極的に行っています。事業開発への転職を検討しているようであれば、このタイミングで是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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