FMSとパラトループス、医療施設巡回サービス「CSR」の共同推進における業務提携を締結

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株式会社フィールドマーケティングシステムズ(以下 FMS)は、パラトループス株式会社と、医療従事者への新たなアプローチ手法となる医療施設巡回サービス「CSR」の共同推進における業務提携を2018年4月1日に締結した。2019年に「CSR」の国内導入社数5倍を目指しているようだ。

市場背景

2025年には国民の3人に1人が65歳以上の高齢者という超高齢化社会を迎える。

高齢化が進むことで医療費が年々増加し、医療費削減のため薬価が改訂されている。さらに国が新薬ではなくジェネリック医薬品を推奨しているため、多くの製薬メーカーは売上減少に直面している。

また、国は高齢者が病院ではなく、できるだけ在宅で療養する「在宅医療制度」を推進していることから、地域医療が進んでいる。地域医療では地域の基幹病院だけでなく、クリニックのかかりつけ医や薬局、介護施設などが関わってくるため、製薬メーカーは各機関の連携の橋渡しや対応を強化する営業体制・戦略が求められている。

業務提携の目的

製薬メーカーは売上減少に直面しているなか、体制の効率化と営業力の維持が必要となる。このような相反する経営課題に取り組むためには製薬メーカーの営業体制をゼロベースで見直す必要がある。今回、人材アウトソーシング事業において36年の実績があるFMSは、製薬メーカーのセールス&マーケティング体制のコンサルティングを得意とするパラトループス社と業務提携することで、製薬メーカーの営業体制を再構築するひとつの手段として「CSR」サービスを加速させていくようだ。

「CSR」サービス概要

MRではない人材がクリニックや調剤薬局を巡回して、医師や薬剤師への患者指導箋や疾患啓発資材の提供を通じて、患者の正しい服薬と疾患の理解に貢献する新しい取り組みである。医療従事者へ自社医薬品の情報提供や情報収集を行うMRとは異なる役割を持ち、訪問先のすみ分けや役割の分担をすることで、製薬企業の効率的な営業体制を構築することにも貢献できる。

例えば、CSRが特定の訪問先や疾患領域を対応することで、MRは新薬などの成長製品や重点領域への営業へ注力したり、地域医療への対応など新たな業務に対応したりすることも可能になる。

今後の展望

2019年に国内のCSR導入社数5倍を目指している。すでに欧米ではCSRが広く活用されている。日本においては、「薬価改定、ジェネリック医薬品の発売、地域・エリア戦略」などの推進が加速し続ける中、MRの営業体制の効率化が求められることで認知が広がってきている。現在、引き合いも増えており、2019年以降は急拡大する見込みだ。