パーソルキャリア、ブロックチェーン技術を利用した副業支援アプリケーションの実証実験を実施

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総合人材サービス、パーソルグループのパーソルキャリア株式会社は、日本情報通信株式会社と、テックビューロ株式会社とともに、ブロックチェーン技術を利用した副業支援アプリケーションの実証実験を実施した。

実施背景

昨今、仮想通貨やICOの基盤技術として、ブロックチェーンが注目を集めている。ブロックチェーンには、「耐改ざん性」「ゼロダウンタイム※1」「スマートコントラクト※2」などの特徴があり、幅広いサービスへの流用が可能である。

パーソルキャリアは、システムインテグレーション事業を展開する日本情報通信と、ブロックチェーン技術に基づいたサービス開発を行うテックビューロとともに、実証実験を行った。

※1 ゼロダウンタイムとは:冗長化によって、システムを構成するサーバーなどが障害で停止しないこと
※2 スマートコントラクトとは:契約を自動化する仕組み。あらゆる契約行動をプログラム化し、条件がそろえば自動的に実行する。

実験概要と結果

企業が副業を制度化する上で、社員の労務管理は大きな課題となる。また、副業を行う個人は、勤務時間の自己管理が大きな負担となる。今回の実証実験では、ブロックチェーンの技術を用いて、勤怠データを管理するアプリケーションを開発し、以下の課題を検証している。

企業の課題

  • 副業先企業での就業状況が把握できず、労働時間の管理が困難
  • 従業員が労働時間の報告ミスや虚偽の勤務報告により、二重勤務を行う可能性のリスク

個人の課題

  • 従業員は雇用元と副業先との勤務実績の自己管理、自己申告を行う負荷が発生
  • 雇用元と副業先による勤務実績の計算ミスや改ざんのリスク

検証結果

  • 副業先の労働時間実績データのブロックチェーンを、社内システムへ連携させることに成功。
  • トークンを用いた排他制御により、同時に複数企業の出勤登録が不可能。二重勤務の防止につながる。
  • 同一のツールにより、雇用元と副業先の企業間で相互に勤怠管理が可能。
  • マルチシグネチャにより双方でデータを保護し不正を排除可能。