メドケア、AIによる予期医療拡大に向け第三者割当増資を実施

資金調達

メドケア株式会社(以下「メドケア」)は、既存投資家であるウエルインベストメント株式会社、オリックス株式会社、合同会社RSIファンド1号(株式会社リクルートが運営する投資子会社)に加え、第三者割当増資等により株式会社ココカラファイン、三井物産株式会社、三菱UFJキャピタル株式会社、株式会社ユーグレナ、SMBCベンチャーキャピタル株式会社を新規投資家として追加したことを発表した。

メドケアは今回の第三者割当増資等で調達した資金を用いて、健康経営を目指す企業の人事部および健康保険組合向けにコラボヘルスの統合ソリューション「MEDICALLY」のマーケティング活動を積極化し、「日本国内No.1のデジタルヘルス・プラットフォーム」の構築を目指す方針だ。

メドケアの提供する「予期医療」とは、PHR(Personal Health Record:個人が生涯にわたり自身に関する医療・健康情報を収集・保存・活用できる仕組み)システムを通して、過去から現時点の健康状態の可視化を図るだけでなく、データ解析やAIにより将来的な健康予測とリスクスコアリングを可能にするものである。PHRデータには、食事、運動、睡眠、健診データ、レセプトデータ、病歴、服薬、ウェアラブルデバイスからの生体データなどがある。従来これらのデータはそれぞれ別々に扱われていたため、データを統合して管理・分析し、リスクを総合的に判断することが出来ない状態にあった。メドケアは、デジタルヘルス・プラットフォーム「MEDICALLY」によりすべてのPHRデータを連携させることで、予期医療・予防医療を効率的に提供している。

政府の掲げる「日本再興戦略」(平成25年6月14日閣議決定)を受け、全ての健康保険組合に対し、レセプト等のデータ分析、それに基づく加入者の健康保持増進のための事業計画として“データヘルス計画” の作成・公表、事業実施、評価等の取組を求められている。しかし、全国に約1,400 ある健康保険組合の現状は7割が赤字の状況にあり、健康保険組合の保険料負担は増加の一途を辿っているのが現状である。また、事業主、健康保険組合のコラボヘルスは始まったばかりで目に見える大きな成果を出すには至っていない。

「MEDICALLY」は、全従業員(全組合員)のココロとカラダ(心と体)の現状を把握し、未来の状況を予期する。そして必要がある方に適切な予防的対策や治療行為を行ってプレゼンティーズムの改善を図り、企業価値の向上につなげている。主な提供プログラムは、「AIによるリスクスコアレポート」、「オンライン医療相談」、「生活習慣病の重症化予防プログラム」、「特定保健指導プログラム」、「禁煙指導プログラム」、「ストレスチェックおよびストレス対策プログラム」がある。

利用者はこれら全てのプログラムをICTデバイス(スマートフォン、タブレット等)で利用できる。ICTや IoT(ウェアラブルデバイス)を有効に活用することで早期の意識変容及び行動変容を促し、オンライン診療・オンライン生活指導を適切に行うことで重症化を予防できる。対象者には、利便性の高いサービスを受けられるメリットがあると同時に、健康保険組合においては重症化予防に伴う中長期的な医療費削減効果を期待することができる。さらに、今まで分断されていた事業主と健康保険組合の情報を統合的に管理・分析し可視化することで、コラボヘルスの促進が可能となる。

メドケアは、健康経営を目指す企業に向け、「MEDICALLY」によりコラボヘルスを促進し、企業価値向上につながるサービスの提供を行っていく方針だ。