生成AI

設立半年で評価額3,000億円超に到達したAIスタートアップ、「Cognition AI」とは

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画像引用:Cognition AI ウェブサイトより

2023年11月にサンフランシスコで設立されたCognition AIは、設立間もないにもかかわらず評価額20億ドル(約3,000億円超)に達した注目のAIスタートアップです。本記事では、Cognition AIの概要、主力製品である「Devin」、その技術的特徴、マイクロソフトとの提携、そして今後の展望について詳しく解説します。

Cognition AIの概要

Cognition AIは、エンジニアリングチームを支援するためのAIソリューションを提供する企業です。設立間もないスタートアップでありながら、2024年4月の時点で評価額は20億ドル(約3,000億円超)に達し、たった20名弱の社員で運営されています。

参考:https://en.wikipedia.org/wiki/Cognition_AI

主力製品は世界初の完全自律型AIソフトウェアエンジニア「Devin」

2024年3月に発表されたCognition AIの主力製品「Devin」は、世界初の完全自律型AIソフトウェアエンジニアです。Devinは、エンジニアとともにプログラムを構築し、エンジニアがレビューするタスクを単独で完了する能力を持っています。「完全自律型」という通り、これまでのAIがエンジニアの作業支援にとどまっていたのに対し、Devinは自らタスクを開始し、ソフトウェアを構築することができる点が大きな特徴です。これにより、エンジニアはより複雑かつ高度な課題に集中できるようになります。

Devinの技術的特徴

Devinは、複雑なエンジニアリングタスクを計画し、実行する能力を持っています。具体的には、GitHubリポジトリのReadmeなどの情報を基に自動的に環境を構築し、APIの仕様を参照してコーディングを行います。また、デバッグではprint文を使ってエラーの箇所を特定し、問題を解決します。これにより、エンジニアリングチームはより効率的に作業を進めることができます。

マイクロソフトとの提携

Cognition AIは、マイクロソフトと提携し、DevinをMicrosoft Azure上で提供することを発表しました。この提携により、DevinはAzureのインフラを活用して、より多くの開発者に利用されることが期待されています。マイクロソフトは、Devinを用いてコードの移行やモダナイゼーションなどの複雑な作業を支援する予定です

参考:[速報]マイクロソフト、自律型AIソフトウェアエンジニア「Devin」のCognition AIと提携を発表。Azure上でDevinを提供へ(Publickey)

今後の展望

Cognition AIは、今後もエンジニアリングチームを支援するための新しいAIソリューションを開発し続ける予定です。Devinの早期アクセスプログラムは現在進行中であり、今後さらに多くの企業がDevinを導入することが期待されています。また、Cognition AIは、エンジニアリングの効率をさらに向上させるための新しい機能やツールの開発にも注力しています

まとめ

本記事では、Cognition AIの概要、主力製品である「Devin」、その技術的特徴、マイクロソフトとの提携、そして今後の展望について解説しました。Cognition AIは、エンジニアリングチームを支援するための革新的なAIソリューションを提供し、今後もさらなる成長が期待される企業です。

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