副業人材として参画したい方へ 無料タレント登録
talentalでは、BizDev領域でさまざまなプロジェクトに挑戦したい方々を募集しています。
副業人材を活用したい企業様 サービス内容のご案内
貴社のBizDevをリードする即戦力人材を月額5万円からレンタルしてみませんか?

ROIC(投下資本利益率)とは?事業の効率性を測るために必須の指標を徹底解説

事業の成功を測る上で、売上や利益は重要な指標です。しかし、それ以上に重要なのが、「どれだけの資本を使って、どれだけの利益を生み出したか」という視点です。この効率性を測るための最重要指標のひとつが、今回解説するROIC(Return On Invested Capital):投下資本利益率です。

ROICは、事業に投じた資金がどれだけ効率よく利益を生んでいるかを示す指標であり、経営層や投資家が事業価値を判断する上で欠かせません。本記事では、事業開発に携わるビジネスパーソンが知っておくべきROICの基礎知識から、計算方法、そして事業成長のためにどう活用すべきかを詳しく解説します。

目次

ROIC(投下資本利益率)とは? 定義とROEとの違い

ROIC(投下資本利益率)は、企業が事業に投じた「投下資本」に対して、どれだけの「税引後営業利益」を生み出したかを示す指標です。企業の資本効率や稼ぐ力を測るために用いられます。

計算式は以下の通りです。

ROIC=税引後営業利益÷​投下資本

ここで言う「投下資本」とは、事業活動に必要な資金のことで、「有利子負債(銀行からの借入金など)」と「株主資本(株主からの出資)」の合計を指します。ROICは、株主だけでなく債権者(銀行など)から集めた資金も含めて、事業全体の収益性を評価する点が特徴です。

類似する指標にROE(自己資本当期純利益率)があります。これは「株主資本」に対してどれだけの「当期純利益」を生み出したかを示す指標です。ROEが株主の視点を重視するのに対し、ROICは事業そのものの効率性を測るため、より事業開発や経営戦略の策定に適しています。

なぜ事業開発にROICが必須なのか?

事業開発担当者がROICを理解し活用することは、新規事業の成功率を高める上で、次の2つの理由から非常に重要です。

投資判断の客観的な基準となるから

新規事業のアイデアを経営陣に提案する際、「この事業には将来性があります」と情熱的に語るだけでは、説得力に欠けてしまいます。そこでROICの出番です。事業計画にROICの予測値を盛り込むことで、「この事業は、これだけの資金を投下すれば、これだけの利益を効率的に生み出せます」という論理的かつ客観的な根拠を示せます。高いROICが期待できる事業は、投資を呼び込みやすくなるでしょう。

事業のボトルネックを発見できるから

ROICは「税引後営業利益」と「投下資本」という2つの要素に分解して分析することができます。これを「分解の式」と呼びます。

ROIC=(税引後営業利益÷売上高)​×(売上高÷​投下資本)

これは、ROICが「売上高利益率」と「投下資本回転率」の掛け算で構成されていることを示しています。もしROICが低い場合、利益率が低いのか、それとも投下資本の回転が悪い(非効率な投資が多い)のか、ボトルネックを特定することができます。事業開発担当者は、この分解式を用いて、どの部分を改善すれば効率が上がるかを具体的に検討できるのです。

ROICを最大化する事業戦略

ROICの理解は、事業の収益性を高める具体的な戦略につながります。以下に、ROICを最大化するための戦略を紹介します。

売上高利益率を高める戦略

利益率を上げるには、主に「販売価格の引き上げ」と「コストの削減」が挙げられます。価格競争に巻き込まれないよう、高付加価値な商品・サービスを開発したり、サプライチェーン全体を見直してコストを徹底的に削減したりすることが有効です。

投下資本回転率を高める戦略

投下資本の回転を速めるには、「売上を伸ばす」か「投下資本を効率化する」ことが重要です。在庫の削減、遊休資産の売却、固定資産への過剰な投資を避けるなど、投下資本をできるだけ抑えながら売上を伸ばす努力が求められます。

ROIC実践のための3つのステップ

ROICをより良く活用するために、以下のような手順で進めていきましょう。

現状のROICを把握す

既存事業のROICを計算し、ベンチマークとなる業界平均や競合他社のROICと比較します。

ROICを分解・分析する

ROICの分解式を用いて、売上高利益率と投下資本回転率のどちらに課題があるかを特定します。

具体的な改善策を立案・実行する

分析結果に基づき、売上拡大策やコスト削減策、資産効率化策など、具体的なアクションプランを策定し、実行します。このプロセスを継続的に繰り返すことで、事業の効率は向上するでしょう。

ROIC分析の注意点と限界

ROICは非常に有用な指標ですが、分析する上でいくつか注意点があります。

まず、業界によって平均ROICが大きく異なる点です。たとえば、設備投資が莫大にかかる製造業と、比較的少額ではじめられるSaaS(ソフトウェア・アズ・ア・サービス)事業では、ROICの適正水準が異なります。そのため、自社事業のROICを評価する際は、必ず同業他社や業界平均と比較することが重要です。

また、ROICは過去のデータに基づいた分析であるため、将来の成長性を完全に予測することはできません。新規事業の場合、立ち上げ期は投下資本が先行するためROICが低く出る傾向にあります。したがって、ROICだけで判断するのではなく、市場規模、競合環境、将来の収益予測など、他の定性的・定量的要素も総合的に考慮することが不可欠です。

まとめ

本記事では、事業開発に必須の指標であるROIC(投下資本利益率)について解説しました。ROICは、事業がどれだけ効率的に利益を生み出しているかを示す指標であり、経営層や投資家との対話において共通言語となります。

ROICを分解して分析することで、事業の課題を明確に特定し、売上高利益率の向上や投下資本の効率化といった具体的な改善策を導き出すことができます。単なる数字の羅列ではなく、事業をより良くするための羅針盤としてROICを使いこなしましょう。

副業をお考えのみなさんへ

ご覧いただいている「月刊タレンタル」を運営するtalental(タレンタル)株式会社では、BizDev領域の即戦力人材レンタルサービス「talental」を提供しています。

現在、副業・フリーランス人材のみなさんのご登録(タレント登録)を受け付けています。タレント登録(無料)はこちらから。

これまで培ったスキルやノウハウを活かして、さまざまな企業のプロジェクトに参画してみませんか?

この記事をシェア
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次