DX

Chatwork株式会社、「株式会社kubell」へ社名変更しBPaaS領域へのシフトを宣言

kubell-image

Chatwork株式会社は2024年7月1日より、「株式会社kubell」へと社名を変更し、ビジネスプロセスをクラウドで提供するBPaaS(Business Process as a Service)領域へのシフトを宣言しました(同社公式リリース)。この動きは、同社の「働くをもっと楽しく、創造的に」というミッションの実現に向けた新たな一歩となります。本記事では、社名変更の背景、BPaaS領域への取り組み、今後の展望について詳しく解説します。

「kubell」という新社名に込めた想い

Chatwork株式会社は、2024年7月1日より「株式会社kubell(クベル)」へと社名を変更しました。この新しい社名には、「働く人の心に宿る火に、薪をくべるような存在でありたい」という願いが込められています。ブランドカラーは薪の火の熱量を感じさせる赤を基調とし、ブランドシンボルはChatworkのフォーカスバブルを継承した正円と正方形からなるバトン(薪)を使用しています。これにより、働く人々の心の喜びと創造性を表現しています​​。

また、「kubell」という名前には、以下の意味も込められているとのことです​​。

  • k = workの「k」→ 働く
  • u = youの「u」→ あなた、皆さん
  • bell = be wellの「bell」→ 元気で、良くなる

参考:Chatwork株式会社は株式会社kubellへと社名変更します(山本CEOのnote)

BPaaS領域へのシフトを明確に宣言

株式会社kubellは、BPaaS領域へのシフトを明確に打ち出しました。BPaaSとは、ビジネスプロセスそのものをクラウドで提供するサービスであり、業務アウトソーシング(BPO)をクラウド経由で実現するものです。これにより、デジタルに詳しくない企業でも業務全体をDX(デジタルトランスフォーメーション)できるようになります​​​​。

BPaaSは従来のBPOと異なり、クラウド化と自動化を進めることで効率化を図ります。AI技術の活用により、業務プロセスの自動化を進め、顧客対応やオペレーションの効率化を目指しています​​。このBPaaS領域への展開を加速させるため、4月には株式会社kubellパートナーという子会社を設立しています。

なお、BPaaSについてさらに詳しい内容を知りたい方は、以前掲載した以下の記事を参考にしてみてください。

参考:今注目を集める「BPaaS(ビーパース)」について、BPOやSaaSとの違いを踏まえて解説(BizDevキャリア)

株式会社kubellの強み

株式会社kubell(旧Chatwork)は、ビジネスチャットツール「Chatwork」で培った圧倒的な顧客基盤と信頼性を活かし、BPaaSサービスを展開しています。44.1万社、685.3万ユーザー(2024年12月期第1四半期決算資料より)を超える導入実績を持ち、中小企業を中心に強力なプラットフォームを提供しています。

kubell-kpi
画像引用:2024年12月期第1四半期決算資料より

この高いプラットフォーム性を活かして、DXアドバイザリーやM&Aを含めたサービス拡充を進め、顧客の業務プロセス全体をサポートすることを目指しています​​​​。

最新の業績

2024年12月期第1四半期の決算によれば、Chatworkセグメントの売上高は前年同期比で+39.1%増加し、連結売上高は+36.0%の成長を遂げました。また、価格改定の影響でARPU(Average Revenue Per User)は前年同期比+26.1%と大幅に上昇し、EBITDAも黒字を継続しています​​。

さらに、2024年3月末時点での課金ID数は74.3万ID、登録ID数は685.3万IDとなり、いずれも前年同期比で増加しました。この成長は、Chatworkの高いプラットフォーム性と、継続的なサービス改善によるものです​​。

今後の展望と成長戦略

株式会社kubellは、今後もBPaaS事業の拡大を進めるとともに、AI技術の活用による生産性の向上を目指しています。AIを使った高度な文書理解やタスク実行の自動化を通じて、ユーザーの業務効率を劇的に向上させることを狙っています。また、国内最大級のビジネスチャットツール「Chatwork」をベースに、様々な業務支援サービスを統合する「ビジネス版スーパーアプリ」の実現を目指しています​​。

kubell-service
2024年12月期第1四半期決算資料より

具体的には、業務プロセス代行サービス「Chatwork アシスタント」や具体的には、中小企業向けにIT活用を案内する「Chatwork DX相談窓口」、さらにその相談窓口を通して電話代行、助成金診断・補助金申請、先払い(ファクタリング)、法人登記、勤怠管理・労務管理・人事評価やストレージといった様々なサービスを展開。Chatworkを起点にこれらのサービスを拡張していくものと考えられます。

まとめ

Chatwork株式会社は「株式会社kubell」へと社名を変更し、BPaaS領域へのシフトを宣言しました。この新しいブランドは、「働くをもっと楽しく、創造的に」というミッションのもと、業務プロセス全体をクラウドで提供することで、企業のDXを支援します。今後も、AI技術の活用や新たなサービスの展開を通じて、更なる成長と顧客価値の提供を目指します。

acq-hiring-image優秀な人材を獲得する手段としてのM&A「アクハイヤー」とは前のページ

M&A/事業承継の形のひとつ、「サーチファンド」の仕組みとメリット・デメリット次のページsearch-fund-image

関連記事

  1. DX

    デジタルガバナンス・コード2.0(旧DX推進ガイドライン)とは何か

    経済産業省が策定したデジタルガバナンス・コー…

  2. DX

    レガシーシステムから脱却しDX化を実現するための「モダナイゼーション」

    DX(デジタルトランスフォーメーション)は、…

  3. nft-image

    DX

    ところで、「NFT(非代替性トークン)」について正しく説明できる?

    デジタルアートやゲームアイテム、音楽などの分…

  4. goal-image
  5. rpa-image

人気の記事

  1. cognition
  2. bpaas-image
  3. kurashiru-job
  4. incivility-image
  5. zcareerplatform

最近の記事

  1. presentation
  2. solopreneur
  3. skill-image
  4. IFRS
  5. Gillette-Model

カテゴリー

PAGE TOP